リフォームのトラブルを防ぐには

1.リフォーム工事を始める前に
新築に限らず、リフォームにおいても様々なトラブルが起きています。中でも深刻なのが、耐震補強などと称し、高齢者等が訪問販売により、次々と無意味で高額なリフォーム工事を契約させられてしまうケースです。とは言え、なぜ無意味なのか、どれ程高額なのか、消費者にとっては判断が難しいのも事実です。
リフォーム工事のトラブルを避けるには、その建物に何が必要か適性に判断することが必要ですが、信頼のおける専門家に相談するなど、新築のトラブルを防ぐ方法と基本的な部分はなんら変わりません。
また、こと悪徳リフォームの防止には、地域のコミュニティや家族のコミュニケーションがなにより大切であることを付け加えたいと思います。

2.契約前には
契約前には、特に、①工事内容をよく把握し、②設計図書・見積書・契約書などの書類の内容を確認し、③不安な場合は人に相談する、の3つの点に注意して下さい。工事の目的・施工箇所をはっきりと決めましょう。
なお、飛び込み訪問営業マンが「建物を補強しないと地震で倒壊する」、「床下、小屋裏が湿気ってるので換気ファンを付けた方が良い」、「床下にシロアリがいる」と言って、必要以上に契約を迫ってきたり、不信に思ったときは、契約をする前に住まい110番(無料)までご相談ください。

3.契約後には
契約に違法性がないかどうか、場合によっては契約解除ができるのかどうか、近くの消費者センター等にお問い合わせ下さい。訪問販売の場合、工事の開始後でも、クーリング・オフ期間内であれば解約できます(特定商取引法第9条)。
当会では、「工事が必要であったかどうか」、「工事が契約通りかどうか」を技術的に鑑定、調査いたします。
<参考> 「特定商取引に関する法律」の概要
【訪問販売】
○規制対象:自宅訪問販売、キャッチセールス等(営業所等以外で申し込みを受ける販売)
○規制内容
・書面交付の義務づけ(申し込み時、契約締結時)
・不適切な勧誘行為の禁止(不実告知、威迫困惑行為)
・クーリングオフ(契約後8日間は無条件解約を認める)

4.工事中
工事に着手したら、施工業者にまかせっきりではいけません。工事中の写真や記録をとることも必要です。また、不明な点は聞いて正確に理解することや、追加・変更工事はメモで残すなどしましょう。手抜きや契約と違う時には、問い合わせる勇気を持ちましょう。このとき、「書面」で業者に質問し、「書面」で回答をもらうとよいでしょう。
そのほかに、工事関係者や近隣への配慮なども怠らないようにして下さい。